世界中の音楽ファンが注目する、超貴重音源Charles Stepney「Step on Step」のリリースを記念し、高音質のリスニングシステムでのリスニングイベントを実施。現在来日中の、本盤を出版するシカゴの名門レーベル「International Anthem」のファウンダーScottie McNiece氏をゲストに、日本盤出版を手掛けるレーベル「rings」の原雅明がホストとして、スペシャルトークを展開する。

アース・ウィンド&ファイアー、ミニー・リパートン、マリーナ・ショウ、マディ・ウォーターズ、ハウリン・ウルフ、 テリー・キャリア……、数々の重要な録音に携わり、1976年に早すぎる死を迎えた伝説のプロデューサー、アレンジャー、作曲家であるチャールズ・ステップニー。事実上のデビュー・アルバムとなる、貴重なホームレコーディング作品のリリースが遂に実現!!

4トラックのテープ録音のコレクションとして残された音源は、ほとんどがステップニーのオリジナル曲であり、1960年代後半から1970年代初頭にかけて、シカゴのサウスサイドにある自宅の地下室で ステップニー一人によって創り出されたものである。彼や他のアーティストによって二度と録音されることはなかった。

カニエ・ウェスト、ア・トライブ・コールド・クエスト、ザ・フージーズ、MFドゥーム、マッドリブをはじめ、ステ ップニーのサウンドはヒップホップの世界でも愛されてきた。『Step on Step』は、現在のトラックメイキングの先駆けともいえる貴重な音源であり、ステップニーの業績を改めて知らしめる原石のような全23曲を収録。

チャールズ・ステップニー1970年近辺の一人多重録音作。当時の普通の宅録は、いま皆が必死になって作ろうとしているサウンドでもある。本作は手本にすべき質感で溢れかえっている。（冨田ラボ・冨田恵一）

チャールズ・ステップニー幻のデビュー・アルバムが遂に日の目を見る。1人で楽器を演奏して4トラックのテープで録音された愛すべきホーム・レコーディング作品であり、ステップニーの後の名曲の原型も聴くことができる。大規模なスタジオ制作に至る前の録音ゆえのピュアな輝きを放っているサウンドは、 ステップニーが残した音楽を愛するリスナーを魅了すると共に、クリエーターにとっても多くのインスピ レーションを与えるはずだ。
(原 雅明 ringsプロデューサー)

https://www.ringstokyo.com/items/Charles-Stepney
https://intlanthem.bandcamp.com/album/step-on-step

＜イベント情報＞

日時：2022年9月10日（土）18:00開演 (17:30開場)

会場：Just Another Space　(http://justanotherspace.com/)
東京都目黒区上目黒1-3-9 藤屋ビル3F

出演：Scottie McNiece（International Anthem）、原 雅明

チケット：https://steponstep.peatix.com

料金：2,000円　※配信はありません

主催：rings

協力：International Anthem、ディスクユニオン、dublab.jp、epigram inc、GENELEC JAPAN Inc.

＜出演＞

Scottie McNiece

Co-Founder / A&R Director of International Anthem
シカゴ生まれの先進的なレコーディング・カンパニー、「International Anthem」の共同設立者／A&Rディレクター。アンビエンスに特化したオーディオ、アコースティック、ミュージックデザインのカンパニー、Uncanned Musicの創設者/ヘッドキュレーターも務める。

原 雅明 / Masaaki Hara

音楽ジャーナリスト/ライターとして各種音楽雑誌、ライナーノーツ等に寄稿の傍ら、音楽レーベルringsのプロデューサーとして、新たな潮流となる音楽の紹介に務め、Rei Harakamiの主要アルバムの再発にも携わる。また、Red Bull Music Academyの活動にも長年関わってきた。近年は、LAのネットラジオ局の日本ブランチdublab.jpのディレクターも担当。TRUNK(HOTEL)等のホテルの選曲やDJも手掛け、都市や街と音楽との新たなマッチングにも関心を寄せる。著書『Jazz Thing ジャズという何かージャズが追い求めたサウンドをめぐって』（DU BOOKS）ほか。早稲田大学非常勤講師。