31回目となる9/11の放送は前半にダスティン・ウォングが登場。
ボルティモアのエクスペリメンタルアートバンド Ponytailのメンバーとして活躍し、8/14にニュー・アルバム『Mediation of Ecstatic Energy』を日本で先行リリースしたばかりの彼が”future roots”をテーマに、
これまでに影響を受けた、そして今注目をするサウンドをお届けします。
そして後半には話題のビート・アルバム『Dynamic Hate』の発売日にHair Stylisticsこと中原昌也本人が登場!
アルバムにも繋がるお気に入りの ビートを多数紹介します。
dublab.jp RADIO COLLECTIVE From TOKYO
日時:毎週水曜日 20:00 start
Labrats DJs:Dustin Wong , Hair Stylistics
場所:Malmö(東京都目黒区青葉台1-15-2 AK-3ビル 1F)
www.malmo-tokyo.com
■ Dustin Wong (ダスティン・ウォング)
ダスティン・ウォングはハワイで生を受け、2歳の時に日本へと移住。
中高時代はパンクやオルタナに開眼し、ハイティーンの頃には友人のユタカ・ヒューレット、元Delawareで現在は
デザイナーとして活躍している点(ten_do_ten)、そして立花ハジメとかつてLow Powersのメンバーで現在はファッション・デザイナーとして活動しているエリと、携帯電話の着信音をオケに使用し歌うというユニークなバンド、The Japaneseを結成し活動、また、ユタカとはOnsenというギター・デュオも組んでいた。
そして大学進学のため渡米、ボルティモアに渡った後、マット・パピッチとエクスタティック・サンシャインの活動を始める。同時に彼は通っていた美術大学のクラスメート達と共にポニーテイルを結成。ボアダムスやアニマル・コレクティヴとも比較されたカオティックなサウンドと怒濤のライヴ・パフォーマンスは瞬く間に話題となる。また、エクスタティック・サンシャインとしてもカーパークからアルバムをリリース。ミニマルで実験的なサウンドは多方面から高評価を得るもののダスティンは脱退する。ポニーテイルもさらなるブレイクを期待されていたが突然活動休止を発表(2011/9/22に正式に解散を発表)。そして2010年、スリル・ジョッキーと契約し、3rd・ソロ・アルバム『Infinite Love』をリリースした。多数のエフェクター足元にならべ、ディレイ、ループ等様々なエフェクトを駆使し、ミニマルでカラフルなレイヤーを描き出していく万華鏡のごときギター・パフォーマンスは各所で話題となる。
2012年通産4作目となるソロ・アルバム『Dreams Say, View, Create, Shadow Leads』をリリースし、4月にはレコード発売記念の日本ツアーも慣行。NHKライブビートへの出演も果たす。その後マウンテン・ゴーツとのツアーを経て、7月にブルックリンで行われたダーティー・プロジェクターズの最新作『Swing Lo Magellan』のリリース記念ライヴのオープニングに抜擢され、日本ツアーでも全公演オープニングを務めた。9月から10月前半にかけてビーチ・ハウスとのUSツアーを行った後、朝霧JAM 2012にも出演を果たし、そして2013年1月のビーチ・ハウス・ジャパン・ツアーのオープニングもつとめた。5月には嶺川貴子との共作『Toropical Circle』をリリースし、 FUJI ROCK ’13への出演もソロ&デュオで出演。ニュー・アルバム『Mediation of Ecstatic Energy』が8/14に日本先行リリースされた。
photo by Hiromi Shinada
www.artuniongroup.co.jp/plancha/top/artists/dustin-wong
■ Hair Stylistics(中原昌也)
88年頃よりMTRやサンプラーを用いて音楽制作を開始。
90年、アメリカのインディペンデントレーベルから「暴力温泉芸者=Violent Onsen Geisha」名義でスプリットLPをリリース。その後、デビュー・アルバム『Otis』(Endorphine Factory/Rail Recordings)を皮切りに、小山田圭吾が参加した『Que Sera, Sera (Things Go From Bad To Worse) 』(Rail Recordings)、『Black Lovers: Early Lost Tapes 1988』(My Fiance’s Lifework Productions)、『Teenage Pet Sounds』(Polystar, Trattoria)などをはじめ、CD、カセットテープ、7インチで精力的に作品を発表。ソニック・ユース、ベック、ジョン・スペンサー・ブルース・エ クスプロージョンらの来日公演でオープニング・アクトに指名され、95年のアメリカ・ツアーを始め海外公演を重ねるなど、日本以外での評価も高まった。97年からユニット名を「Hair Stylistics」に改め活動。2004年に待望のアルバム『Custom Cock Confused Death』(Daisyworld Discs / Cutting Edge)が発売された。音楽活動と並行して映画評論も手掛け、阿部和重との共著『シネマの記憶喪失』(文芸春秋社)、14名の批評家や映画監督、小説家 などとの対談集『映画の頭脳破壊』(文藝春秋社)などが発売中。また98年に初の短編小説集『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』(河出書房 新社)を発表した後、2001年に『あらゆる場所に花束が……』(新潮社)で三島由紀夫賞を受賞、2006年には芥川賞にノミネートされるな ど、作家としてもますます注目を集め、2008年、boidから出版された『中原昌也 作業日誌 2004→2007』が第18回Bunkamura ドゥ マゴ文学賞を受賞。2009年3月に1年をかけて毎月リリースされたCDアルバム『Monthly Hair Stylistics』シリーズ(Boid)が完結後も、膨大な数のCD-RやミックスCDのリリースを継続。2013年9月ビート・アルバム『Dynamic Hate』(disques corde)をリリース。
photo by repeat pattern