3月25日(水)の放送は、ringsのレーベル・プロデューサーを務める原 雅明による番組 “rings radio” の第18回目です。先日刊行された『Jazz The New Chapter 6』の監修者、柳樂光隆をゲストに迎えます。dublabの設立メンバーでもあるカルロス・ニューニョのインタビューも掲載された『Jazz The New Chapter 6』の話を中心に、さまざまな音源を紹介していきます。今回は、中目黒Just Another Space内に設立されたdublab.jpの新しい配信スタジオより映像と共にお届けします。
dublab.jp Radio Collective #221 “rings radio” @ Just Another Space
日時:2020年3月25日(水曜日)20:30〜22:00
labrat DJ : 原 雅明
Guest: 柳樂光隆
会場:dublab.jp studio @ Just Another Space
※現場へのご参加はできませんのでご注意ください。
■ 柳樂光隆
1979年島根県出雲市生まれ。珍屋~ディスクユニオンのレコードショップのバイヤーを経て、音楽評論家に。現在進行形のジャズを紹介したガイド・ブック『Jazz
The New Chapter』シリーズや、マイルス・デイビスを再考した『Miles Reimagined』の監修。共著に後藤雅洋、村井康司との鼎談集『100年のジャズを聴く』、大和田俊之の監修による『ポップ・ミュージックを語る10の視点』。
■ Masaaki Hara
音楽の物書き。
レーベルringsのプロデューサー、LA発のネットラジオdublab.jpのディレクター、DJやホテルの選曲も務め、都市や街と音楽との新たなマッチングにも関心を寄せる。
著書『Jazz Thing ジャズという何か——ジャズが追い求めたサウンドをめぐって 』(DU BOOKS)ほか。
www.ringstokyo.com
twitter.com/masaakihara
www.mixcloud.com/masaakihara/
Jazz The New Chapter 6
監修:柳樂光隆
¥1,980(¥1,800+税)
ISBN 978-4-401-64821-4
21世紀に入ってから音楽はずっと進化を続けているのに、いつまでも100年前の古い言語で語れるわけがないんだよ。僕は新しい言語を使いたい−−−−−−クリスチャン・スコット
ノンストップで拡張を続けるジャズの変容と、その未来
サンダーキャットは歌ものを突き詰め、フライング・ロータスは音楽理論を学んだ。クリスチャン・スコットは遥か昔に思いを馳せ、ジェイコブ・コリアーは存在しないハーモニーを鳴らそうとした。僕らが「ジャンルの垣根が無効になった」なんて呑気な話をしている間に、ミュージシャンたちは音楽の常識をそれぞれのやり方でどんどん書き換えている。ソランジュやブリタニー・ハワードは、そんなジャズ・ミュージシャンの力を借りる。まだ見たことのない新しい音楽がジャズの周りから生まれようとしている。
3月25日(水)放送分プレイリスト
原 雅明:
1. Rei Harakami / Red Curb (rings)
2. Sam Gendel / Satin Doll (Nonesuch)
3. Carlos Niño, Sam Gendel / Raindiances (Anandamide)
4. Jamael Dean / Adawa (Stones Throw)
柳樂光隆:
1. Miguel Atwood-Ferguson & Carlos Niño / All For Love (Alpha Pup)
2. Pharoah Sanders / Harvest Time (India Navigation)
3. Alice Coltrane / Vrindavana Sanchara (Warner)
4. Paul Horn / Mantra II / Duality (Epic)
5. Iasos / Formentera Sunset Clouds (Unity Records)
6. The Comet is Coming - Because The End Is Really The Beginning (Impulse!)
7. Carlos Nino & Friends / Ants And Elephants (Kindred Spirits)