DJ、ボディワーカーとしても活動するAtsuko Satoriによる”瞑想”をひとつのテーマにお送りしているレギュラープログラム『TARA TRIP ~Music Meditation~』。
第13回目の放送となる今回の放送では、茶道・いけばな・縛り・モーションキャプチャ・音楽など、多様な表現を通しながら、伝統を重んじつつ意識のレイヤーを深め、変容し続ける表現実践を行う Tÿærbį Epoché(テャェルビ・エポケー)さんをゲストにお迎えしました。
番組では、茶道の持つ瞑想的な世界観から、アニミズムとセクシュアリティのつながりに至るまで、幅広くお話しいただいています。
禅・東洋哲学にも共鳴する世界は、個人主義や合理性の極みにあるこの現代に、調和や「生きることそのもの」の原点へ立ち返る多くのヒントを届けてくれる内容になりそうです。
TARA TRIP ~Music Meditation~ #13 with Tÿærbį Epoché “Voices Between Worlds”
2025年12月16日(火曜日)21:00~
Guest:Tÿærbį Epoché
DJ:Atsuko Satori
Drawing:KOYASU
Design:berlin
- Tÿærbį Epoché / テャェルビ・エポケー
- かつて名前を持たない存在がいた。
言葉は意味を与え、意味は境界をつくる。
境界は魂を閉じ込める。
そこで[彼/彼女/その存在]は、
名前ではなく音を纏うことを選んだ。
声が発された瞬間だけ形を持ち、
ほどけたあとは風へと還る名。
Tÿærbį Epoché
(テャェルビ・エポケー)。
音が響くたび、世界は一瞬止まり、
その隙間から、いまを超えた
零の感覚が立ち上がる。
一服の茶が点ち、
二輪の花が生かり、
三体、呼吸の延長として祈る。
モーションキャプチャの光点が
見えない輪郭を密やかに描き、
身体の残像は余韻としてあわいに滲む。
すべては作品ではなく、
ひとつの出来事として立ち現れ、
うちを照らす鏡となる。
——呼ばれたときだけ生まれ、
やがて虚空へと融けてゆく。